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2015-5 スイストラベルパスの旅


レーティッシュ鉄道
アレグラ


Rhätische Bahn Allegra


ベルニナ線 ポントレジーナ発-ティラノ行き R1617列車
Pontresina9:04発-Tirano11:00着

ベルニナ線 ティラノ発-ポントレジーナ行き R1652列車
Tirano13:00発-Alp Grüm 14:12着

フィリズール発-ダヴォス行き R1848列車
Filisur18:04発-Davos Platz18:29着

65,500円で購入した SWISS TRAVEL PASS 8日用 1等
1人用でスイストラベルパスには複人数のセイバーパスは無くなった。
予約が必要なベルニナ急行の特別料金を除き、
レーティシュ鉄道はスイストラベルパスだけで乗車できる。


レーティシュ鉄道の新型EMU Allegra
3両ユニットと4両ユニットの2種類あるが
4両ユニットのABe4/16は直流1000Vのベルニナ線を走れず、
数的にも3両で複電源対応しているAbe-8/12が主力。
編成ごとに 著名人の名前が付けられていて、
トップナンバーの3501は、Rhb創業者 Willem jan Holsboerの文字が
側面の編成番号上(一番先頭寄りの客室窓前)に書かれている。


3両ユニットの両端先頭寄りの区画が1等席になっていて、
窓の上に黄色いラインが入っている。
3508 Richard Coray


ユニット単独だけでなく、客車を連結して走る為に
前面には沢山のジャンパ栓やその受けが付いていて、
EF63の様な山男らしい風格を感じる。
ベルニナ線では最急こう配70パーミルを登る。
3511 Otto Barblan


レール幅は1000mmでJR在来線よりも数センチ狭い。
行先表示はSt.Moritzとなっているが、この日は
ポントレジーナ-サンモリッツ間が工事の為にバス代行になっていた。
3513 Simeeon bavier


4両編成のABe4/16は片端の先頭車が非動力車となっていて、交流専用である。
3101 Meta von salis


Rhb 3車種の並び、奥のアレグラは4両編成の3104だった。


Abe-8/12では運転室左側にある乗務員扉が無い。
3105 Angelika Kauffmann


各車車体中央辺りに乗降扉があり先頭車は片開き。


車内に入って1等車側には仕切扉が付いている。
天井はダブルルーフ風で間接照明になっている。


デッキと1等客室との壁に
避難経路などを示した車内見取り図と、
編成の愛称としてつけられた人物の肖像画が掲げられていた。


1等客室は1+2配列向かい合わせ。


窓2つ分で計12席の客室が編成両端にある。


色は入っているが運転室との仕切がガラス窓になっているので、
前面展望も楽しむことができる。


リクライニングは出来ないが、
背もたれは元々大きめの角度が付いている。


テーブルに地形入の路線図があり、ビューポイントまで示されている。


テーブルは壁寄りの部分が跳ね上げられ、
付け根の支持部がゴミ箱になっていて、
その側面にPC用の電源コンセントがある。


先頭車の乗降扉後ろ側に折畳み椅子のスペースがあり、
その後ろに扉無しのガラス製仕切りが付いている。


2等席は2+2配列向かい合わせで4人ボックス席になっている。


座席は窓に合う様に配置されていて
1等より窓の幅が小さい。


ガラス製の貫通扉が開いた状態。
座席の背もたれよりも間口が広い。
写真は中間車で、その奥の先頭車(片端)後ろ側は窓1つ分の機器室がある。


中間車は両開き扉で上下方向に広い窓がある。


中間車も台車がある両端部分は床が高く、
大半の座席はその部分にある。


中間車の乗降扉は低床部にあり、
ステップ無しで滑り止めを兼ねたマットが敷かれている。
先頭車と同じく扉際の一角には折畳み椅子が用意されている。


上についていた梯子状の器具は、
この様にスキーなどを立て掛けるものだった。


その向かいにあたる機器スペースの壁に中間車の見取り図があった。
中間車がそうなのか、3501編成は創業者の名前だからかわからないが、
肖像画でなく蒸気機関車走るレーティシュ鉄道の図があった。


化粧室も扉際にあり、車体幅の半分以上を占める。


円弧状のスライドドアで広さがある
車椅子対応の化粧室。


手前に円形をした手洗い台があり鏡は2面、
おむつ交換台も用意されている。


化粧室の奥は片側が向かい合わせ席で反対側は折畳み椅子。
低床部分のクロスシートはこのボックスのみで、
バリアフリーを考慮してだろうか足元が広く、肘掛は無い。
とても高さのある窓なので、ブラインドを操作するスイッチがあった。


行きの列車でカーブをしている後方を見ると、違うタイプの客車が連結されていた。


ティラノから乗った帰りの列車も客車を連結。
スキーとハイキングの狭間のローシーズンであったが、
ほとんどの列車が客車を牽引していた。


自転車マークがある引き戸がある客車BD2474。
ティラノ往復でアレグラの編成は違ったが、
どちらも後ろにこの客車を連結していた。


ティラノ出発前に、この客車に乗ってみた。
貫通扉の窓からアレグラの顔が見られる。


車内はクロスシート向かい合わせ配置で2+2配列が基本。
シートピッチが広めで、どの窓も開けられる事ができる。


車椅子用に座席が無い部分もあった。


奥は扉にマークがあった自転車スペース。


自転車を縦にして掛けるフックが付けられているが、
車内は荷物車そのもの。


ティラノ発で乗った列車は更に1両の客車を連結し、
団体の貸切となっていた。

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ベルニナ線の車窓
復路に撮影した写真もあるが、ポントレジーナ側から順番に並べた。
最初のビューポイントはポントレジーナを出て10分少々で
右側の車窓から見えるモルテラッチュ氷河。


更に10分程で停車するベルニナ・ディアヴォレッツァ Bernina Diavolezza駅は
すぐそばに各方面へのゴンドラ乗り場があり、
もう春の景色になっているが、スキー板を担いだ乗客の乗降があった。


すぐ先にあるベルニナ・ラガルプ Bernina Lagalb駅での行き違い。
対向するR1632列車が先に着いて停車していた。


両運転台のEMU ABe4/4III形が先頭を先頭にした編成だった。


復路もベルニナ・ラガルプで交換があった。
こちらが先に停車し、ベルニナ・ディアヴォレッツァの方から
アレグラ3511編成を先頭にした対向列車R1641が入ってきた。【復路撮影】


一般型客車1両の後ろに屋根の高さまで窓が拡がっている
パノラマ客車が3両連結されていた。【復路撮影】


いちばん後ろにはスーパーマーケットCOOPの
冷蔵コンテナを積んだ貨車が連結されていた。【復路撮影】


しばらくすると右側にLago Biancoという湖が見える。
由来は知らないが、まだ凍っていて白い湖になっていた。
湖際を走った中程にオスピッツオ・ベルニナ Ospizio Bernina駅があり、
このあたりが標高2253mの最高地点。


アルプ・グリュムの辺りは覆道も多い。


視界が広がると遠く眼下に街が見下ろせる。


後でアルプ・グリュム付近から見下ろすことが出来た
カヴァリアcavaglia駅でR1636列車とすれ違い。


帰りもカヴァリア駅で交換があった。
すれ違いの列車はR1633列車アレグラ3514編成。【復路撮影】


カヴァリアcavagliaの先にも幾重ものヘアピンカーブがあり高度を下げてゆく。
周辺に支線は無いので、見える線路はこれから通るか、通って来たところである。


前の写真で見下ろしていたトラス橋は
トンネルの先に見える橋である。【復路撮影】


高度が下がると景色の彩りが増してゆく。【復路撮影】


ヘアピンカーブでめまぐるしく方角が変わってゆく。【復路撮影】


急カーブが多く先の線路がよく見える。【復路撮影】


直線下り坂の先に
この地域の中心地であるポスキアーヴォPoschiavo駅がある。


すれ違いの列車もアレグラ、3514編成。


すれ違ったサンモリッツ方面行R1640列車は
屋根の高さまで窓が拡がっているパノラマ車両を連結していた。


3両目につながれていた客車は黄色い帯が入った1等のパノラマ車だった。


こちらが停車すると、車掌が出発の合図を出す。


パノラマ客車の後ろに一般型の客車も2両連結し
3両ユニットの電車が5両の客車を牽引し急こう配に挑む。


ここで折り返しの列車もある。
1時間弱後に後続するR1656列車はポスキアーヴォ始発で、
もう向かいのホームに停まっていた。【復路撮影】


側線には黄色い事業用車両やトロッコ客車風の車両が停められていた。
【復路撮影】


ポスキアーヴォを出てしばらくすると、
ポスキアヴィーノ川沿いを走る。
ティラノへ向かうとき川や湖は進行方向右側に見えたが、
窓が開かない側でガラスの映り込みが強かったので、
多くの写真は復路に撮影している。【復路撮影】


川から離れ湖に差し掛かる手前で道路と線路が合流し併用軌道となった。
黄色い車体のポストバスとすれ違った。【復路撮影】


ポスキアーヴォ湖畔、往路は進行方向右側となる。【復路撮影】


湖畔の車窓の最後のところにミララゴ駅がある。【復路撮影】


屋根もホームも無く青い駅名標で駅だとわかる。【復路撮影】


前方にブルーシオの街が見えてきた。


駐車場になっている手前がブルージオの駅。
その手前にも線路があり、
右へ左へ蛇行しながら駅に入っていく。


駅の先にカーブして勾配も付いたアーチ橋がある。


その橋のところが、ループ線になっていて、
ティラノ行きで進行方向右側に回る。


ループ線を一望。
写真右上には、いま通ってきた線路も見える。


後ろを振り返ったところ、
架線柱はカーブの外側に立っていた。


それからアーチ橋をくぐる。


くぐった後、列車はSカーブを描いて再び南へ針路をとる。


帰りは運転席越しに
これから渡る橋の下をくぐるところを見た。【復路撮影】


この先頭側の1等室乗客は、我々を含め3組5名、
偶然にも往復とも全員同じメンバーで、
席取りも運転席に対して同じ場所になっていた。【復路撮影】


Allegraは2つに1つある窓が開けられる様になっている。
開く窓は千鳥状に配置されていて、
この1つ前や通路を挟んで向かい側の窓は開かない。
中くらいの高さに桟が渡っている窓だけ
上部を下げる様に開ける事ができる。【復路撮影】

イタリアに近付くと、ぶどう畑も見られる様になる。
ティラノでの昼食では地元のワインを飲むことができた。【復路撮影】


イタリアに入って間もなくすると2カ所目の併用軌道の区間がある。【復路撮影】


勾配がきつい山岳区間を走ってきた列車が
トラムの様に街中を通り抜ける。【復路撮影】


終点ティラノ駅に到着。
ティラノではイタリア鉄道FSの駅が隣接しており
写っていないが写真右方向に標準軌の線路がある。


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復路はアルプ・グリュムで途中下車した。


駅から少し上がった所まで歩くと
眺めが開け、カヴァリアの駅が見下ろす事が出来、
次のポントレジーナ行のR1656列車が9分ほど遅れ
14:52に駅を出発した。


14:53ティラノ行R1637列車が定刻より数分遅れてアルプグリュム駅を発車。


アルプグリュム駅を出るとすぐにヘアピンカーブになっていて、
鉄道模型並みの小半径で方向が変わる。



この列車もAllegra編成で後ろに一般的な客車3両と
タンク貨車3両を連結した混合列車になっていた。
ここから先の下りが70パーミルの最大勾配になっている。


4分後の14:57、下のΩカーブを走っている列車が木の陰から見えた。


このΩカーブの下寄りに退避設備があり、
今度は勾配を上ってくる列車が2分後の14:59に見えた。
遠くにはポスキアーヴォの街と湖も見える。


その列車がアルプグリュム駅に入って来たのはその4分後15:03。
カーブを回り込んで来るところまで撮影してから
ホームへ急ぎ、この列車に乗車した。


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