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2015-5 スイストラベルパスの旅

ETR610
Nuovo Pendolino


EC41列車 ジュネーブ発-ミラノ行き
Montreux19:36発-Brig20:42着


EC42列車 ミラノ発-ジュネーブ行き
Domodossola20:48発-Brig21:16着

SWISS TRAVEL PASS 1等1人 8日用65,500円。
スイス トラベルパスが有効で、その範囲内だけであれば
追加料金なしで利用できる。


スイス鉄道のホームページで列車検索すると、乗車区間(駅)ごとの
混雑予想の表示もあるので、乗る列車を選んだり
予約を入れるか考える際にとても役立つ。
尚、この列車はミラノまで走っていたが、ホームページ上では
鉄道の境界となるイタリアのドモドッゾーラまでになっていた。


車両は買収されアルストムになったがフィアットが開発したペンドリーノシリーズのETR610
白と赤のスイス鉄道塗装になっていた。


登場当初はCisalpinoという会社が運行していて、塗装も違っていた。2011年撮影


正面気味に見ると丸っこく見える。


7両編成で両端から2両づつが動力を持つ4M3T。


乗降扉はプラグ式で列車番号や行先を示すLED表示器が扉に付いている。


1等車は1+2配列、通路上の所々にモニタが付いていた。


座席の方向は変えられず、向かい合わせの席は間に固定テーブルがある。


1等では座席で食堂車の物をオーダー出来る様で、メニューが差さっていた。


向かい合わせでない席は、前席背面に蝶番式の折畳みテーブルと
フットレスト、屑物入れが備えられている。


客室中程にも荷物スペースが用意されている。


窓上の座席番号の脇にLED表示器で予約状況がわかる様になっていて、
予約されていない席は「FREE LIBRE FREI LIBERO」と表示されていた。


2席並びの座席間には読書灯の電気スタンドがある。


1つのスタンドに左右の読書灯が付いていて
上面にスイッチがある。


肘掛けにPC電源用コンセントが備えられていて、
複数のタイプに対応しているのが国際列車らしい。


デッキと客室の間に化粧室がある。


PC風にタッチパネル式の列車案内表示器が用意されている。


連結部は卵形に切り抜かれ、幌の蛇腹が見えている。


1等席と2等席の間にあたる3号車が食堂車となっている。


3号車の一部は1等座席になっている。


車椅子用にシートピッチが広く、
座面が跳ね上げられる座席もある。


反対側は座席が無く、窓下に車椅子固定用ベルトが
あるだけのスペースになっていた。


レストラン側も1+2配列で、一直線となった通路上に仕切扉がある。


2人掛けと4人掛けのテーブルが並ぶ食堂車。


テーブルが窓の中心にある様にピッチが揃っていた。


形状に特徴がある肘掛け付きの椅子で
人がいない時はきれいにテーブル間にはまる様になっていた。


Spergel-Gemuse-Salat mit Linsen アスパラのサラダ CHF9.9、
Spergelcremesuppe アスパラのスープ CHF11.9
ビールはスイスのFeldschlösschenもあったのに
ドイツのSchneider Weisse CHF6.1を選んでしまった。
あわせて約3600円程になった。


きれいな窓からアルプスの山々を眺めながら
ゆったりと食事が出来るのは嬉しい。
乗車した時点では全部のテーブルが埋まっていたが、
半数以上は飲物だけで粘っている様子で今後が心配になった。


テーブル席の奥にカウンターがあり、
ドリンクやスナック類が販売されていた。


椅子や立飲みできるテーブルは無く、
こちらで買ったものは客室の座席で飲食するのが基本の様だ。


その奥は調理室脇の通路で、
その向こうが2等車となる。


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