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'14-1 台湾


烏来台車
烏来観光トロッコ

Wulai Scenic Train

烏来駅 - 瀑布駅 


MRT新店駅からバスに乗換え30分少々。


バスターミナルは市街の手前にあり、
土産店や民宿が並ぶ烏来老街を抜け
川縁の温泉を眺めながら覧勝橋を渡る



橋を渡った突き当たりに烏来台車と書かれた大きな看板や
丸太を載せたトロッコのディスプレイがあり、
その間の階段を上ってゆく。


階段を上がるとすぐに鉄道らしい雰囲気。
道なりに土産物屋の前を進み線路を渡ったところに駅がある。


烏来駅の屋ホーム根下には何重にもなった列の為の柵があったが、
天気の良くない冬の午後だったので空いていた。


烏来駅から瀑布駅まで1.6km、料金は1人NT$50(約180円)。
領収書的な紙だけで、切符らしい物は無かった。


いちばん前に停まっている列車に乗車。


前列右側が運転席。
スロットルレバーとブレーキペダルでコントロールする。


烏来駅を出ると車両基地の間を抜ける
その中に木材をモチーフにした外観の車両があった。
外装だけでなく、車両の構造も違っていて、
動力車はボンネットタイプの機関車になっていた。


往路は後のトレーラに乗車。
2人掛け2列で、扉は無くチェーンと雨避けのカーテンが付いている。


3・4分経ち慣れてきた頃、列車はいきなり急カーブしてトンネルに入る。


トンネル内でS字を描き逆方向に曲がりながらトンネルを抜ける。


トンネルを抜けると瀑布駅に到着。
トンネル部がループ線になっていて方向が変わっている。


現在つながってはいないが、トンネル出口にある急カーブから
分岐して、本線と道なりになった方にも線路が残り、
多客時はここに並べる様にその上に屋根が掛かっていた。


その線路の先には小さな転車台があり線路は終わり。
転車台の上には材木を立てただけの柵がある単純な台車が載せられていた。


その向かいの建物に瀑布駅の切符売り場がある。


その建物は林業生活館となっていて、
この路線や林業の歴史に関する展示がある。
その1階下から外たテラスからは滝が良く見える。


1970年代半ばまではこの模型のように手押しで運行されていた。


この上にはロープウエイが掛かっていて、
対岸の滝之上には雲仙楽園という観光施設がある。


それとは別に貨物用のロープウェイも動いていた。


瀑布駅乗り場の背後にある壁画。
後の手押しから台車の移り変わりを表していて、
丸太風の車両が最新の様だ。


線路沿いに少し戻り沿線撮影。


乗客が増えると続行運転になる。
動力車がトレーラー2両を牽引し、乗員を含め定員12名。


烏来行きは空車も多く、どんどん車両を回している。


林業生活館にあったパンフレットによると
この動力車は唐栄公司というメーカーで1987年から造られた車両。
水色に塗られたのは最近の様だ。


帰りは動力車の後席に乗車。


前の座席との間に桟が無く眺めが良い。
フロントガラス上には監視モニターが付いている。


列車が並ぶ烏来駅に到着


屋根が無い側のホームで乗客を下ろし、すぐに発車。


カーブしているので見えないが、
その先がループ線になっている様で、間もなく列車は戻ってくる。
林鉄の頃はこの先新店まで線路が続いていた。

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