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2014-4 北欧と北ドイツ
NSB Regiontog

ベルゲン発-オスロ行き 606列車
Bergen22:59発-Oslo c6:27着


ノルウェー鉄道のホームページでは夜行列車は乗車券込みでしか予約購入できなかったので、
レールパスと一緒にこの寝台券を購入。
寝台料金は2名利用2名分でで15,200円。APCレールの上海オフィスから送られてきたチケットだが、
チケットの金額表示も円建てで額面通りになっていた。
ユーレールセレクトパス-ドイツ、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー
4か国の5日間用は1等大人2人のセーバーパスで91,000円。
この2件を一括購入し他に送料として2,800円掛かった。


21:00過ぎに、既にそれらしい列車がベルゲン駅のホームに入っていた。


ただし案内表示は無く、頭端ホームの根元部分にチェーンが張られ規制されていた。


1つ向こうのホームは先端まで進める状態だったので編成確認。
先頭に立つのはEl 18形電気機関車。


その次が8号車、B7-5形座席車。
前側の扉にはペット可のイラストが入っている。


2両目の客車7号車、B7-4形座席車。


3両目の客車6号車、B7-4形座席車。


4両目の客車はFR7-3形食堂車。


5両目の客車が12号車となり、WLAB-2寝台車。
屋根が高く窓は高さが小さい。


反対側が窓が2段で通路がある側である。


乗降扉は片端のみで、通路側の逆端には非常用扉が設けられている。


6両目の客車11号車、WLAB-2寝台車。
座席車・食堂車の最高速度表記が160km/hなのに対し、この寝台車は150km/h。


最後尾7両目の客車はB3-6形 古めなボックスシートの座席車。
この車両でも最高速度は160km/hと表記されていた。


終点オスロに着いた時点でも、機関車から出発時のままの編成だった。


出発時刻の30分少々前からホームに入れるようになり、
寝台車の乗客はまず食堂車でチェックインの手続きをしてルームキーを受け取る。


昼行のベルゲン急行と同じタイプの食堂車だった。


寝台車は2人個室。


固定式の2段ベットになっている。


通路側の仕切や扉に窓は無い。


座席時の背もたれも2人分で間に電気スタンドがあり、
その下に折り畳みテーブルが内蔵されていた。

通路との仕切部分に寝台読書灯や
各種スイッチ類がある。


ルームキーは穴あきカード式で、扉脇にホルダがある。


窓際に固定テーブルがあり、下段寝台はテーブルの下に足が入る様になっている。


テーブルの足元側は洗面台になっていて、窓上2面に鏡が付いている。


壁側の鏡の下に液体せっけんと小棚があり、
ミネラルウォータとプラコップ、耳栓が置かれていた。


ミネラルウォータと耳栓は2個づつあったが、
それぞれ異なる物が用意されていた。


洗面台の周囲はテーブルと面一で、水はねを防ぐ返しが付けられている。


洗面台の前に束で掛かっているゴミ袋。
一番手前の袋にゴミをそのまま入れられ、
清掃時などに袋ごと回収できる。


下段ベットには到着後の朝、朝食やシャワーを割安で利用できるホテルの案内と
チョコレートが2ピース置かれていた。


ベット向かいの壁、2つの衣類ハンガースペースの間に梯子が配置されている。


ハンガーは備え付けで、揺れによる騒音防止の為
位置が保持される様になっていた。


ハンガースペースの隅にあった230V電源コンセント。


上段ベット用の梯子。
踏面がモケット張になっている。


梯子はリンク格納式で、この高さから
反対側の上段ベットに渡り上がる格好になる。


上段ベットには落下防止用のベルトが付いていて、
シートベルトの様に外せる構造になっていた。


上段の壁側、足元部分のみ奥行きがとれる様になっていて。
窓は無い。


窓側から見た上段寝台。


通路側に寝台読書灯や照明などのスイッチがある。


荷棚周辺だけ三角形に天井が高く、機内持ち込みサイズのキャリーバックを
縦方向における程の広いスペースになっていて、
扉の上に当たる部分には格納式の柵が用意されている。


荷棚もモケット張で、上段寝台に対しての段差が適度で、
パソコンを置いてテーブルとしても利用できた。


上段寝台から見下した寝台コンパートメント内。


個室扉には避難案内図が掲出されている。


幅の広い通路。窓際の上が間接照明になっている。


個室の扉は約180°開くことが出来、上部にストッパが付いている。



寝台部分の壁にある窪みは何の為だろうか?
壁の赤い部分に、カードキーを取りに食堂車まで行く様にという注意書きがあった。


窓が2段になっているが、上段は一部は開くものになっていたり、
窓の無い部分がある。


通路にはロングシート的な背もたれ付の折畳み椅子や、折畳みテーブルがあり、
ロビーカーの様にゆったり出来る。


折畳みテーブルはスライド格納式で、
格納した状態でも飲物程度は置くことが出来るスペースがある。


通路の端には衛生袋が備えられていた。


乗降扉が無い側も車端の手前に扉があり区切られ、
その先に緊急脱出用の扉がある。


貫通扉はノブスイッチによる自動開閉式。
貫通部分は幅も奥行きも広く、間に照明が付いている。


非常口の反対側には化粧室がある。


非常口側の化粧室内、
手洗い台の延長がテーブル状でその下が屑物入れになっている。


反対のデッキ側にも化粧室がある。


デッキ側の化粧室は
便器が横向きに配置されていて若干広く感じた。


手洗台の横は幅が狭くなり、屑物入れは別置き。
鏡の脇に髭剃り専用の電源コンセントがある。



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