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2013-4 中欧とウクライナ

Euro City

ワルシャワ発-フィラッハ行 EC列車 polonia
Katowice 9:15発−10:58Ostrava着


クラクフの駅で購入したチケット、指定券は2人分、乗車券は1人ずつで計3枚。
料金は乗車券が2等1人63.69Zt、予約料が2人分で29.34PLNで2人で合計156.72PLN(約5000円)。
ポーランドとチェコどちらの鉄道会社でも国際列車はインターネットチケット予約できなかった。


ポーランド国内の牽引はEP09型電気機関車。
最高速度160km/hまで出せる共産国時代に作られた機関車。


オストラヴァ下車時はチェコ鉄道CDの380型電気機関車に交替していた。
チェコシュコダ社から2010年に登場した新型で最高速度は200km/h。


機関車の後ろが1等車、その後ろが食堂車という編成だった。


チェコのBohuminに入ってから最後尾にチェコの客車が1両連結されていた。


予約で指定された349号車はコンパートメントタイプ。
3+3の6人室で従来の1等席並み。


通路との仕切は全面ガラス、
通路上に荷物スペースは無い。


窓の上には非常時脱出用のハンマーを常備、
ロールブラインドにPKPインターシティのロゴが入っている。


窓際の楕円形の小型テーブル。
車内誌の他に車内時刻表や食堂車案内が置かれていた。


枕カバーにもPKPインターシティのロゴ、
背もたれ後ろの壁にはPC電源用コンセントが用意されている。


跳ね上げ式の肘掛には小さなテーブルも用意され、
その後ろの壁にも電源コンセントがあり座席の数分ある。


通路側の折り畳みテーブル。
座席間の物より大きく、格納方法も異なる。


帽子置きの下に読書灯が取り付けられている。


入口の上にある個室内の照明やスピーカのボリュームなどのコントロールパネル。


通路から見たコンパートメント。


個室入口の予約札入れ、
基本は紙が入っていない席や書かれている区間外が自由席になるが
ポーランド国内では全席予約制。


窓際に手摺が1本続いていて、
補助椅子は無い。


通路端の扉上に表示器があり
外気温や速度も表示されていた。


デッキとの間の扉は蝶番式。


列車の行先や号車番号は乗降扉の窓にプレートを掲げる
ヨーロッパ伝統の方式。


化粧室は手洗い台内蔵、
写真中央にあるのは、おむつ交換台かと思ったら
ハンドドライヤーだった。


鏡は三面鏡になっていて、電気髭剃り用のコンセントもあった。


貫通扉は両開きでノブ操作で開く半自動式。


後ろの2等車は開放型だった。
2+2配列で荷棚の付け根部に座席予約のLED表示器が付いている。

座席の方向は固定され中央を向かい合わせにした集団見合い型配置。
向かい合わせ以外の前席背面には折畳みテーブルとフットレストが
装備され、通路上の所々に液晶モニターが取り付けられている。


機関車が交代する国境付近では様々な機関車が停まっていて
駅ではなかなか見られない貨物会社の機関車も多い。


ポーランドPKPカーゴのET41型、日本で言うとEHタイプ。


ポーランドのSTKという貨物会社の旧型電機 182型。



この列車は更にオーストリアに渡りウィーンを経由しスロヴェニアやイタリアとの
国境に近いフィラッハまで走り、走行距離は1000kmを越える距離を12時間以上かけて走る。
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