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2012-4 ベネルクスと周辺


 TGV POS

TGV2541 ナンシー発−パリ行き
Nancy15:17発−Paris Est16:46着

SNCFの外国人インターネット購入はレールヨーロッパ経由となり、
料金はSNCFサイトで見られるのと同じであるが、
別に手数料が取られ、決済が日本円建てでレートが悪い。
この区間2等1人30EUR(約3200円)。


DUPLEXと同じ曲線的な動力車。


ホームにはLED表示の編成案内板があり2編成併結という事もわかる。


新旧動力車の連結となっていた。


後ろの編成は直線的な従来型だった。


基本的な配色はTGVアトランティックと変わらないが
部分的にグラデーションで変化がつけられている。


新しいTGVのインテリアは
フランスの著名デザイナー、クリスチャン・ラクロワのデザイン。
従来のTGVで感じた窮屈さがなくなった。


2等はリクライニングシート2+2配列、
方向は変則固定で通路を挟んだ左右で反対向きになっている部分もある。


向かい合わせの席は間に固定テーブルがあり、
窓際にパネル状の電気スタンドが立っている。


背中合わせの間に荷物置き場が設けられている所もある。


向かい合わせでない所は折畳みテーブルやフットレスト付き、
通路側の肘掛はオムスビ形をしていて、はね上げる事が出来る。
座席は2席の中央で支持されているので足元が広くとれる。
リクライニングは座面が前方にスライドするタイプで、
折畳まれたテーブルと背もたれの間にも隙間があるので
後席にはほとんど影響が無い。


座席間に柱状のものが立っていて、その上面に座席番号が書かれている。


窓上の蛍光灯がメインの車内照明。


折畳みテーブルは蝶番式で面積が広く、
別にドリンクホルダーも用意されている。


T字型のフットレストの上にはプラスチック板が立っているだけの簡単なマガジンラックがあり、
背面の座席間にはPC電源用コンセントとアダプタが置ける場所が用意されている。


座席間の柱には小型の読書灯が内蔵されていて、
スイッチもその下に付いている。


座席間にある土台の前側はゴミ箱になっていて、
その上の座席下隅にリクライニングレバーがある。


デッキには折畳み椅子が用意されている。
写真右のスペースは荷物が置かれているが、
本来は別の目的のスペースだったのだろう。


連接部に向かう通路は上りのスロープになっている。
その横の鉄箱は以前は自販機だった様に思う。
客室に比べ、デッキや化粧室は以前の名残が多い。


連結部は全周隙間無くカバーされていて上には照明もついている。


化粧室は洗面台と一体になっているが狭い。


車体断面に沿って側面の壁が斜めになっている。


洗面台周りは曲線的なデザインになっているが、
全体としては直線的なのでアンバランスな感じがある。


1等と2等の境目となる4号車にあるカフェスペース。
窓は横長で2段に分けられている。

カウンターはシャッターが降りていた。


運転時間の長い列車では営業が行われるのだろうか
カウンターにはメニューの冊子が載っていた。


多くの立ち客が利用出来る様な変わった形のデーブルで、
窓際には向かい合わせ座席にあるのと同じ様な電気スタンドが付いている。


カウンターの奥は調理室になっていて食堂車並みのスペースを占める。


4号車にも少しだけ客室があり、向かい合わせ配置になっていた。


1等車は2+1配列で更にゆったりとしている。


座席まわりの造りは2等と同じ。
1人掛けの座席を支持する台座や読書灯スタンドなどは窓寄りになっている。

1等にも座席の方向が左右で違っている場所がある。


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