鉄道世界旅行ホームページ
2012-4 ベネルクスと周辺

Chemin de Fer de la Baie de Somme
ソンム湾鉄道

St-Valey-Ville  -  CAYEUX
サン ヴァルリー - ケィユー

1日券17人EUR(約1,850円)、ノイエルから片方への片道が9EURなので2回以上乗ると元が取れる。
他に21.5EURの2日券もある。


Noyellsからの列車で運河を渡るとすぐSt-Valery-Ville駅が見えた。


駅の手前で線路が分岐していて、向こう側に
ディーゼル機関車と板張り客車の編成が停まっていた。
パンフレットの時刻表に比べると5分は早着している。


20分ほど後にSt-Valery-Ville駅に行くと機回しされた状態で停まっていた。
次の出発は2時間近く先なので人が居ない。


昼食後、14:00発の列車は沿線で撮影。


St-Valery-Ville駅から少し先に良い場所があった。


ノイエルからの区間にはあまり無い雰囲気。
この路線は運転日が少ないが、距離が長く勾配区間もある。


小さな車体でもホイルベースが狭く感じる。


逆向きもいい感じ、
パンフレットによるとこの区間は基本的にディーゼル列車の様だ。


動輪3軸の機関車が客車3両と貨車1両を牽引する編成。


機関車は1951年フランス VFIL Flandres製351号。


ボンネットに大きな開口部があり、中のエンジンが見える。


客車はオープンデッキのボギー車、
板張りの車体の下に鉄製のフレームが渡っている。


客車はきれいで近年にレトロ調で造られた様にも見えるが、
1920年ベルギー製で昔からソンム地区で動いていた車両だった。


Cayeux発の列車は貨車が最後尾になる。


貨車は2軸車で側面から競り上がった様な車掌室付。


3等表記のある客車車内、2+2配列で向かい合わせ席。
天井も板張りで照明が少ない。


窓2つ分が1ボックス、肘掛も無い硬座だが、
きれいな曲線で脚の部分も美しい。


帰りは1+2配列の2等の車両に乗った。


バルコニーの様な柵のデッキ、貫通路は渡り板と鎖だけ。


菜の花畑、暗めの車内に黄色が映えていた。


窓は少しずらすと降下して開く事が出来、閉める時は革の帯を引っ張る。


車窓にも映っていた。


貨車の張り出しは車掌室というより風防だった。


この路線は今日が今年の初日で夏場でも7・8月以外は週末のみしか列車が走らないが、
地元風の乗客が路線の中程にある途中駅で下車していった。


終点 Cayeux-sur-Mer駅。


機回しをして15分ほどで折り返す。


写真の無断転載を禁止します。