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2012-4 ベネルクスと周辺


 TGV編成近郊列車

44430列車 ブーローニュ発−リール行き
Bouogene Ville20:17発−Lille Europe21:15着

キップは前日にリールフランドール駅の窓口で1日の行程メモを見せて買った。
リール-アミアン-ノイエル・シュル・メール-ブーローニュ-リールと
1日で一周し、日本なら一筆書き切符になるするルートだが、
2枚の切符に分けられ列車時刻も記載されている。
復路はブーローニュ経由で行きより2km長い197kmの道のりで1人28.7EUR(約3050円)
写真下側の切符でNOYELLS SUR MERからBOULOGNE VILLEまでの
列車は"INTERCITES 2017”と印字されているのに対し
BOULOGNE VILLEからLILLE EUROPEまでの列車は”TRAIN 44430”となっていて
座席指定は無い。


BOULOGNE駅で列車を降りると、
乗ってきた列車の他はTGV編成しか停まっていなかった。


両端の動力車が客車8両を挟むSUD EST編成。


動力車との連結端にルーバーがあり、乗降扉まで窓が無い。


乗降扉より動力車側は自転車スペースになっている様だ。


2等は2+2配列。
客室内の照明は窓上にある。


座席は方向転換できず1両あたり数箇所向かい合わせになっている所があり、
折畳みで拡張可能な大型テーブルが付いている。


一方向きの席は前席背面にマガジンラックや折畳みテーブルなどがある。
通路側の肘掛が上げる事が出来るので、
窓側の人が出入りする時に膝ごと横を向けて避けられる。


背もたれのリクライニングはスライド式で
写真手前の通路側が最大に倒した状態。
後ろの人に影響しない事が重視されている。


横から見た向かい合わせ席。
大型テーブルの下にゴミ箱がある。
今度は窓側の席を一杯までリクライニングさせた。


片向の前席背面。
折畳みテーブルは上にスライドさせてから手前に倒す方式で、
T型のフットレストは跳ね上げて格納させておくことも出来る。
ゴミ箱が付いているプレートは上に長く、
位置を変えたのか、それとも以前は灰皿でもあったのだろうか?

読書灯とスイッチ、座席番号と座席位置を示すイラストが揃って付いている。


窓上にカーテンレールと釣り具が付いているが、
ブラインドが使われている。


背中合わせの空間に広めの荷物置き場が用意されている所もある。


間のテーブルが折りたたみ式の向かい合わせ席もあった。


テーブルを出した状態。
写真で気付いたがリクライニングのボタンが無く、
テーブルの張り出しで前方にスライドさせる余裕も無さそうだ。


ビュッフェ車もあるが、前日乗った本当のTGVでも営業してなかったくらいなので、
当然この列車でも営業していない。


上下にびっしりと収納スペースがあるカウンター内。


従業員が出入りする扉が開いていて奥が見えた。
電子レンジの他、電気グリルがある。

昨日乗車したTGV-SE編成と同じ内装だが、
"LE BAR"と書かれた看板は隠されていた。。


僅かだが、カウンターのある側に椅子もあった。


ビュッフェのある車両の客室は全席向かい合わせ。


元々は何があったのか気になる
斜めの腰掛と高いカウンタ台があるスペース。


腰掛が無く台が低い所もあった。


台車上となる連結部。


1等席は1+2配列。


仕切り扉はガラス張りの両開きで、
仕切りの荷物置き場上段部もに窓がある。


化粧室内、ハンドタオルが奥の方にある


通路側の壁には、掴まる為のハンドルと
衣類やバックを掛けるフックがある。


デッキ内側は1段ステップ。
禁煙シールが付いているが吸殻入れが残っていた。


乗降扉に開ボタンが付いていて、
握り棒の上に閉ボタンがある。


空きスペース向かい合わせの椅子とテーブルが付けられたところがあり、
電源コンセントやゴミ箱まで用意されていた。


少しだけ見えたドーバー海峡。


扉が開くと外側にも一段ステップが出てくる。


一応普通列車であるが、到着駅も高速列車用のリール・ヨーロッパ駅。



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