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2011-11 台湾乗り継ぎ一廻り

新平溪煤礦博物園区
台灣煤礦博物館

Coal Mine Museum

電氣火車

平溪線十分駅を出て、列車で来た方へ戻る様に歩いていったところにある
観光案内看板に台灣煤礦博物館が載っていた。


地図の場所に行くと看板にあった写真の建物と
狛犬の様に置かれた機関車2台が置かれていた。


ただ、駐車場に1台も車が無く営業している感じでない。
平日だからだろうか。


地図サイトを見ると山奥の方にも博物館の文字があったので、
少し戻って山に上がる方の道を進む。
しばらくそれらしい物が無く不安を感じたが、
子供達を乗せた大型バスが追い越していった。


そして架線柱と線路が見えた。


更に進むと鉱口の博物館に到着。


入館料200NT$を払い、まずは児童と一緒に映像の観賞。


映像を見終わると機関車が外に出ていた。


先団体の児童がトロッコ列車に乗車。


子供達が乗ったところで機関車を連結。
運転手のおばさん一人で作業をしていた。


一番後ろの車両に私も乗車。


客車はホイルベースがとても短い2軸車。


貨車に板を渡した座席で1両に2列、
2両1組でアオリが外された側が向かい合わせになり、
その連結面が乗降口になっている。


出発進行。


カーブではハコ乗りになって運転。


10分弱で月台公園という駅名標がある所に到着。


早速機まわし。


帰りはボンネット側が前となる。


この時は客車14両編成。


ここからは十分の村が見渡せられ、
最初に行った開いていなかった施設がすぐ下に見えた。


看板に昔のここからの眺めを映した写真があり、
右側に大きな石炭施設があった様だ。


望遠で見ると電柱が厳しいがタイミングがよければ平渓線を俯瞰撮影できる。


そして石炭を貯蔵して下に下ろす卸煤斗という施設がある。


貨車を固定して丸ごとひっくり返す翻車台で卸煤斗に石炭を下ろしていた。


帰りも後ろの車両に乗車。


博物館入り口近くには鉄製バケットの貨車が見えた。


博物館に戻ってきた。時間はここを出てから40分弱だった。


運転席に座りながら手動解結。


機まわしで坑口に入って行く。


そしてすぐ出てくる。


運転シーンを流し撮り。


坑道は立ち入り禁止。


柵の所まで少しだけ中に入れる。
奥の方は足元がぬかるんでいた。


機関車は隣線で待機。


ボンネット側前面。


3段になった側面。


現在はバッテリ式となり、パンタグラフは使われていない。


ボンネット側の窓から見た運転室、ヘッドライト部分も穴を抜いただけ。


キャブ端側から見た運転室内、
サイドにマスコン、その奥にブレーキハンドルがある。


もう1台の機関車、客車編成脇を抜けられる線路はここだけなので、
順番に使われている様子。


運転室側の前面。


同じ構成だが各部に違いああり、こちらは裾がカーブしている。
パンタグラフは撤去されていた。


ボンネット側から見た運転室。
もう1台と同じ所にスイッチやコンセントがある。

サイドの入り口=運転席から見た運転室内、
ボンネット部にバッテリが見える。


現役らしいのはもう1台。


他とは形が全然違い新しそうなバッテリーロコ。


2軸車で屋根だけのオープンな運転室。


運転台、他の機関車と同じく横向きに座って運転する。


屋根の横で野ざらしになった廃車体が2台あった。


もう1台は加藤製作所製のDL。


坑口の隣にある展示室に機関車がある。


車輪が無くキャスタ台車に載せられているが、上がっているパンタグラフが見られ、
バッテリの張出が無いので、キャブと反対側は台枠部だけ。


坑口の外観。


安全訓練坑道というコーナもありヘルメットが用意されている。
建物の中で木組みの他はトタンの壁になっていてリアルさは無く、
暗く狭く勾配があるという体験の為のものだった。


先程の子供達も展示室や体験コーナーを見て廻っていた。


反対側にも展示施設がある。


仕事を終えた鉱夫たちの入浴場。


トイレのサインがユニーク。


工具展示室になっている建物にある、
かってのヘルメット置き場。


展示室には夕張石炭博物館の写真も並べられていた。


工具展示と続く建物にある模擬坑道。
それらしい雰囲気が再現されていた


6尺三節可縮製鋼架という枠で支えられたトンネルに
鉄製荷台のトロッコが展示されている。


売店や食事が出来るところもある。
帰りは後から来た他の個人客と一緒に博物館の車で街の方まで送っていただいた。


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