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2011-4 イタリア
ETR500
EuroStar Italia Alta Velocita
Frecciarossa


ミラノ発-ナポリ行き


ES9503列車
Roma Termini 10:00発-Napoli Centrale 11:10着



飛行機の到着時間により変動する可能性があったため、日本出発前に予約せず、
テルミニ駅の自動券売機で購入。発車30分前になったが券売機の数が多く空いていて、
今回は全て英語対応された機械だったのでスムースに購入できた。
料金は2等2人で90EUR(約10,800円)。


動力集中方式で1等車4両、食堂車、2等車6両の客車を動力車で挟んだ編成で
塗装変更により9年前見た姿と全然印象が変わった。
1等車の1号車側を先頭にローマ・テルミニ駅に入ってきて
折り返しになのでナポリ・セントラル駅では11号車側が駅舎寄りとなる。


向こうのホームには初代ペンドリーノETR450の姿があった。
向こうは昔からの塗装で、こうして見ると新塗装は以前の流れを受けている様に思える。


2等車内は2+2配列の方向固定で、向かい合わせ配置が多い。
券売機の座席指定は希望が無いと順番に割り振られる様で中国的。
指定された車両は満席で、隣の車両はガラ空き。
次に停車するのが終点ナポリだったので、
車内検札の際、車掌に話し、隣の車両に移動した。


車内もリニューアルされているが、見た感じでは座席等各部の配色が変わった程度。


向かい合わせ席には大型のテーブルがある。


座面をスライドさせ少しだけリクライニングできる。
(写真奥が一杯まで倒した状態)


向かい合わせ間のテーブルは、折畳みを広げると面積が倍増、
通路側に支柱が無いので出入りする際あまり邪魔にならない。


大型テーブルの下、支柱ステー部分に電源コンセント1席1箇所分と
電動ブラインドのスイッチが用意されている。


窓側のテーブル付け根部の蓋を開けるとゴミ箱になっている。


ひじ掛にはオーディオの操作パネルとイヤホンジャックが内蔵されていたが、
持っていたイヤホンを挿しても何も聞こえなかった。


荷棚下には車内照明の蛍光灯、個別の読書灯、絵入りの座席番号表示が並び、
さらに壁寄りには上着を掛けるフックが付いている。


片方向部分のシート背面。
フットレスト、マガジンラック、折畳みテーブルがある。


一見気付かない程のさりげなさで大きなテーブルが格納されている。


片方向の席にはPC電源用コンセントが壁際にあり、一席に1つ用意されている。
ゴミ箱は下隅の張り出しに置かれた感じで、
電動ブラインドの操作スイッチは窓近くの壁に組み込まれている。


仕切り扉はガラス張り両開き。


仕切り扉の上にある表示モニター。
列車番号、行き先、次の駅、車速などの他、
広告や番組が放送されるメイン画面でGPS的な現在位置表示が出る時もある。


デッキ部分、通路との角が面取りされていて広く、
その斜め部分に屑物入れがある。
奥に荷物置き場は、客室外なので
停車駅が少ない列車だがあまり使われていない。


トイレは航空機の様なユニットタイプ。
洗面台を合わせて3面に大型の鏡が付けられている。


トイレットペーパもボックス収納。


洗面台側、鏡下のパネルに
水の蛇口、液体石鹸、ハンドドライヤー、髭剃り用電源コンセント
などが組み込まれ、下にゴミ箱がある。


先頭の動力車との貫通扉も幅が広い両開きで窓付きだった。


動力車側の扉が開いていたので、仕切り扉の窓から動力室が見えた。


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