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'11-6 インドネシア

夜行急行 タクシャカ2
ジャカルタ発-ジョグジャカルタ行き
10042列車 TAKSAKA2
Jakarta Gambir20:45発-Cirbon23:35着

ジャカルタ空港に定刻14:45着の飛行機だったが、
現地ビザ取得を含めた入国手続きがすんなりと済み、
15:00にはガイドのArif氏と会うことが出来た。

事前打ち合わせでは帰りに鉄道に乗りたいとリクエストしていたが、
思った以上に早くかったので、この後チルボンまで鉄道に乗る事にして
これから4日間お世話になる専用車で主要優等列車が発着するガンビル駅へ向かった。

ラッシュ時間前でも渋滞がひどくガンビル駅に到着したのは16:30、
空港から乗ってきた車にはチルボン駅に先回りしてもらう。
ターミナル駅らしく無い高架駅で、窓口に出来た列にArif氏が並んだ。


窓口前にあった予約申し込み書、
英語も併記されわかりやすい。



窓口の上に出ていた時刻表
列車名と行き先、発車時刻だけが書かれている。
16:45発SEMARANG行きARGO SINDORO号は行列の流れ具合を見ると厳しいいが
17:15発ARGO JATI号、18:30発CIREBON EKSPRESとそれなりに列車がある。


とれた列車は何と20:45発で、乗ってから知ったが、
ジョグジャカルタまで行く長距離夜行列車だった。
料金は乗車区間に関係無く列車ごとの設定で、
翌朝4:30に到着するジョクジャカルタまでと同じ
235000Rp(約2350円)。



時間が出来たのでホームでガンビル駅を発着する列車を撮影
ホームには黄色いシャツを着た赤帽がいて、到着する長距離列車を待っていた


彼らはホーム端でに進入してくる客車のデッキを確認し、
上客が居そうな客車を見つけると停車位置まで走って付いていく


20:20乗る列車が入線、機関車はCC201型ディーゼル機関車
で後ろ向きに入ってきた。


別な日に撮影したCC201型の前側。
入線後、機関車は切り離され反対側に連結されていたが、
発車ギリギリになるかもしれなかったので、本来の前の方へ見に行かなかった。


ホームは賑わっていているが、旅行者が多く危険な感じはしない


この列車は全てExecutiveクラスで
回転リクライニングシート2+2配列の車内。
座席の販売順が関係しているかもしれないが、少なくともこの車両は満席。


ほとんどの乗客が翌朝まで乗車する列車なので、
早々に背もたれを一杯まで倒して毛布を掛けて眠る乗客が多い
仕切り部に液晶モニターがあり番組が上映されていたが、
イヤホン等のオーディオ設備は無く、音声は出ていなかった。


長距離国際線の航空機の様に
毛布と枕が各席に用意されている。
大柄な樹脂製の肘掛とシートピッチの広さは、
韓国のセマウル号を連想させられる。


下車した0時近くまで車内は減光されなかった。
荷棚の下には読書灯が用意されている


窓際の小テーブル下に電源コンセントが用意されている


出発して検札後、女性が各席に声を掛けながら回ってきた。


食事の注文をとっていた


15,000Rp(約150円)の麺を頼んだ。
肘掛に折畳みテーブルが格納されているので
座席でも不自由なく食事ができる。



5角形の窓が付いた仕切り扉は押しボタンで開く自動扉


四角いボタンの車両もあり、扉の脇にあるので玄関の呼び鈴の様。
扉の開け方がわからずデッキに閉じ込められた様子もあった。


客室の通路は中央だが、仕切り扉は少し片側に寄っている。


トイレはしゃがみ式の方が多く
お尻を洗浄するシャワーも付いている


扉を開けて正面という配置の所もあった


洋式タイプは四角く、やはりお尻用シャワー付き


円筒状のゴムが密着している連結部、
貫通扉が妻面より奥についているので通路が長く感じる。


デッキには手動の内開きで、丸落とし式のロックが付いている


何両か先に付いていた食堂車。
中心辺りに広くてオープンなカウンタがある。


ビュッフェの様な感じでカウンターチェアのある高いのテーブルが片側に並ぶ。
イスラムなのでお酒は無いが、夜遅くでも賑わっていた。


定刻より10分少々の遅れでチルボン駅に到着、
車の方はまだ来ていなく5分程待った。
帰りは車で、夕食を食べたチルボンのレストランを出たのが22:00、
ジャカルタのホテルに着いたのがAM3:00で、夜中でも5時間掛かった。


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