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2011-4 イタリア
FSE - Ferrovie del Sud-Est
バーリ-マルテイーナ・フランカ-レッチェ
ATR220


AT161 Bari Centoro19:25-Alberobello20:49
TVAT1124 Locorotondo 11:46-Alberobello11:56
TVAT1119 Alberobello13:30-Martina Franca13:44
AT211 Martina Franca13:41-Lecce15:26

バーリのスッド・エスト鉄道ホームはメインの駅舎とは反対側で
FSの10番線の奥にあり、このホームに直通していない地下通路も
あるので初めはわかり難い。


窓口で購入したチケット、
バーリからアルベロベッロまで64kmの距離で料金は1人4.5EUR。
必ず乗車前に窓口横やホームにある刻印機に切符を挿入し
日時を記入させなければならない。


アルベロベッロからレッチェまでは117kmの距離で7.7EUR。


ポーランド製の3両連接DMU。


2編成併結運転もある、連結器は密着タイプ。


正面中央にLEDの行き先表示器が付いている。


各車両とも中央付近に1箇所乗降扉があり、
先頭車の運転台寄りは窓が高い位置にある。


連接部の窓も高い位置にある。


床が高くなっている先頭車の運転室寄り客室。


運転室との仕切り扉はスモークガラスで出来ていて、
その上にLEDの案内表示器が付いているが、
前方の列は運転室に背を向ける方向の座席が続く。


運転室寄りの客室はデッキからステップ3段分上がる。


乗降扉は扉にある押しボタンによる半自動で、
仕切り板の縁にある手摺には降車ボタンも用意されている。


片側の先頭車は車椅子対応が徹底されていて、
連接台車寄りの低床部は全てジャンプシートになっている。


幅が広いトイレ脇にも壁際に折畳み椅子が用意されている。


車椅子対応の大型トイレ、扉はスライド式。


広さの割りに洗面台はコンパクト。
明り取りの窓は客室窓並みの大きさがある。
手拭紙や便座シート用のホルダーが用意されているが、
セットされていなく、手洗い台の上にトイレットペーパのロールが置かれていた。


トイレより奥は連接台車上になり床が高くなっている。


この部分はかなり変わった座席配置。
トイレとの仕切り壁上部にLED表示器がある。


中間車、低床部が広い事が窓の高さからわかる。


連接部はT字状に広く抜けていていて、そこに背を向けた座席は
機器スペースの上にあり、足元は通路より更に一段高い。
車内には各部に監視カメラが取り付けられている。


その前は向かい合わせ配置で、
ステップ部は背中合わせにしている。


低床部は乗降扉脇4箇所がボックス席で、他は全て扉方向向き。
中央の天井に案内用のLED表示器が付いている。

低床部はとても天井が高い。


車内には吊り革が無い。


低床車であるが、ホームは更に低かった。


反対側の先頭車は自転車スペースが充実、
自転車を縦にして掛けるフックが窓上に付いていて、
折畳み式座席の裏面にも自転車用のガイドがあり、跳ね上げると出てくる。


自転車車両のトイレは小さめで反対側に固定式の座席が並んでいて、
ステップ脇は1人掛けの向かい合わせ。

狭めだがバリアフリー設備以外は同じ物の様。
便器にゴミを捨てるなという表示と、水の飲用不可を示す
シールを貼る場所が間違って入れ替わっていた。


ロングシート的な配置だが、座席は他と一緒で背凭れが高く取っ手まで付いている。


乗降扉から運転室寄りは反対側の先頭車と同様。


数分遅れてAlberobello駅に到着。


FSEアルベロベッロの駅周辺は寂しい。
旧市街まで1kmもないので鉄道でのアクセスは便利だが、
日曜日は全てバス代行で本数も少ないので注意が必要。


駅からまっすぐ数百メートル、Trulli Holidayという宿に予約を入れていた。
レセプションオフィスは通常8:00までで閉まり、
それ以降に到着する場合は事前連絡が必要で15EURのチャージが掛かる。


宿泊する部屋は街に点在するトゥルッリの一つで、
フロントで地図が出されて場所の説明が始まった。


最初は車で案内してくれる。
泊まった部屋はアイア・ピッコラ地区にある10番の部屋だった。


安いSmall Trulloというカテゴリの部屋で
広くはないが、とんがり天井がわかりやすくなった白壁の部屋、
トイレとシャワー付きで朝食込み2人で110EUR。


ちょっとした高台に建っていて、部屋を出て10mくらい歩くと
土産物屋やレストランが多いリオーネ・モンティ地区の
トゥルッリ群を眺められる場所がある。


朝のリオーネ・モンティ地区方向の眺め、
泊まった部屋のあるアイア・ピッコラ地区は居住区だが、
朝は家の辺りを日本人ツアー団体が何組も歩いていた。


円錐屋根のトゥルッリは沿線にも点在していて車窓からも少し見られる。



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