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'10-9 韓国 全羅道

ヌリロ号
Nooriro

新昌発 - ソウル行き
ヌリロ1736列車

新昌16:00発-龍山17:35着


日本でインターネット予約し、ソウル駅で発券、
ヌリロはムグンファと同等の料金で新昌からソウルまでで1人7,300ウォン(約540円)。
KTXや日本の様に座席番号が数字とアルファベッドA~Dの組み合わせになっている。


近年の韓国では異例の日本製、電車特急タイプの車両。


4両編成で中間車は片側2扉、先頭車は1扉で
車体中央辺りの窓上に行先表示器がある。


ふくらみが無くほぼ平面の側面、
乗降プラグタイプで戸窓が小さめ、下の方にノブがついている。
扉の下に低いホーム用の可動ステップとなっている。



乗降扉周辺の床が黄色い線で囲われ、
そのエリアに立つなと書かれたステッカーが窓に貼られている。
乗降扉にはレバー式のノブがあるが、乗務員用だろう。

電車用の高いホームで停車する時は
そのまま扉が開きノンステップ。


低いホームの駅に到着する時は床板が
エスカレータの様に沈んでステップになる。


下のステップがホームと同じ位の高さになっていた。


幅広な車椅子対応の乗降扉。
連結部には転落防止用の簡易的なガードが千鳥状に付けられている。
低いホーム用に車椅子用リフトも用意され、スッキリと壁に格納されている。


仕切り扉はガラス張り。KORAILと書かれた銘板の下にはHITACHIの文字がある。


デッキに掲示されている編成の設備見取り図。
消火器の置き場所も示されている。


2+2配列の車内、隣り合った席間の肘掛に折畳みテーブルが収納されていて、
肘掛が広くゆったり感がある。


客室の端にある荷物スペース、パイプのガード付きで、上の棚は折りたたみ式。


2号車には車椅子スペースがあり、周辺は1列席になっている。


1列の座席は格納されたテーブルが剥き出し状態になる。
仕切扉の上に液晶モニターがあるが、
その他の編成表や号車札入れなどシンプルな物。


グリーン車級のセマウル程では無いが、
ゆったりとしたシートピッチでリクライニングも十分。


運転室との仕切りにも大きな窓があるが、白くスモークが掛かる。
車端近くの壁には緊急時に窓ガラスを割る為のハンマーが用意されている。


遮光はブラインドタイプで1列分づつ閉められる。


荷棚下に埋め込まれた読書灯とそのスイッチ。


2号車にある車椅子対応トイレ、
弧を描く扉は押しボタン開閉式。


トイレは上から見ると水滴形の空間で、
斜めになった通路の向かいは男性用のトイレがある。


幅が狭くなった側に便器と洗面台、鏡がコンパクトに配置されていて、
広い側にオムツ交換台が畳まれている。


3号車のトイレ、ホルダーが合わなかったのかトイレットペーパーが横に置かれ、
便座シート用と思われる箱も空だった。


長方形の洗面台は2方向から使える様に考えられている様だが、
壁から大きく張り出したハンドドライヤーが邪魔で、
室内が余計狭く感じる。


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