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'10-4ハルツ地方&デンマーク

 ICE−T

ICE1545 フランクフルト空港発−ドレスデン行き
フランクフルト空港8:11発−エアフルト10:33着

出発時刻より15分も前に入線した振り子式のICE-T
ICE3に比べ卵形に近い先頭形状で
前面窓上にヘッドライドがある。


ホームの案内表示が出ていなかったので回送列車かと思っていたが、
乗り込む乗客がいたので、車体側面の表示器を見ると列車番号と行き先が表示されていた。


今回はほぼ3ヶ月前にインターネット予約、
Sparpreis(Einfache Fahrt)という特別料金で
フランクフルト空港から3列車を乗り継いでベルニゲローデまでが
2等ICE予約料込み2人で54EUR(約6700円)。
正規料金では1人で78EURなので半額以下だが、
予約時に決めた列車以外では無効となる。
空港到着から充分余裕を持った列車にしていたが、
アイスランド噴煙の影響などで飛行機が遅れないかハラハラした。
チケットは自宅プリンタでA4印刷したもので、
決済は購入時だが、転売などの対策だろうか
車内検札の時にオンライン決済時のクレジットカードが必要で、
車掌の端末でチケットの2Dバーコードを読み取り
その後でクレジットカードを機械に通す。



2等車は2+2の配列、写真右側のテーブル手前は車椅子スペースだが
荷物が置かれていた。


車内はICE3とほぼ同じだが、フットレストが無かった。
座席は座面をスライドさせ若干リクライニングできる。


座席背面には折り畳みテーブルとマガジンラック、
そして2席の間部分の下方に小さなゴミ箱がある。


検札後、座席の標示を見ると、もう次の予約が入っている区間に切り替っていた。

空いている座席で、座席番号横に表示されている予約区間以外は予約無しで座って良く、
指定席/自由席という区域分けは無い。


デッキにある表示モニター。
すぐにフランクフルト中央駅で進行方向が変わると思っていたが、
この列車はフランクフルト中央駅には寄らない。


荷物置き場は盗難の心配があるが、デッキから少し離れていて、
仕切り扉などがガラス張りになっているので、それなりに利用されていた。


化粧室は2室づつまとめて配置され、
バリアフリー対応トイレがあるところは壁がひょうたん型にうねっている。


デッキ脇に広い荷物スペースと折りたたみ式補助席が
向かい合わせになった部分もある。


ICE-Tの7両編成には食堂車があり、
中央の調理室を挟んで片側がビュッフェ担っていて
カウンターとスタンドテーブルがある。
ビュッフェ側の車端寄りには幼児連れ客用の個室があるので、
隅にベビーカーが置かれていた。

この場で飲食する場合はビュッフェでも
ガラスや陶器の食器が使われる。


調理室脇通路を抜けるとレストラン席、
1+2配列で2人掛けと4人掛け計8テーブルが並ぶ。


ICE 1に比べると簡素な感じで、
テーブルクロスも無いが、食堂車があり
しっかりとした食事をできるのは有難い。


メニューには英語も併記されていた。
朝食メニューが出される時間帯だったが、
それ以外の物を頼むことが出来た。


ドイツなので・・・、午前中からビール 3.1EUR。


ラムソーセージのスープ4.9EURと豆のシチュー9.9EUR。
色々な種類のパンも付いていた。

レシートにはZugnummer(列車番号)ICET7 001545や
Wagennummer(客車番号)まで書かれていた。


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