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'09-3 杭州 蘇州 上海


上海リニア
Shanghai Maglev Train
上海磁浮列車

龍陽路9:00発 − 浦東空港行

チケットは磁気カード式、普通席(Economic Class)片道の料金は50元、
貴賓席(VIP Class)は片道100元。
購入時に当日の航空券を提示して、40元(約560円)の割引チケットを購入。



ドイツが開発したトランスラピッドの5両編成。


ガラス製の柵があるホーム、密閉式ホームドアで無いので写真が撮りやすい。


窓枠辺りがICEを思わせる側面。


各車前後2箇所にある乗降扉、
単純往復であるので行き先表示器類は無い。
戸窓はICEの様な長円形で、
車高が低いので扉上部はRを描いている。


エコノミークラスは3+3配列が基本、座席の方向は固定式で
集団見合い型を主に一部変則的になっている。
荷棚部に座席番号が書かれているが、座席指定は無い。
座席にカバーが掛けられているのが中国らしい。


車体中央辺りに機器室と荷物置き場があり、客室が2つに分かれている。
非常灯と思われる赤ランプが物々しい。

いちばん龍陽路寄りの客室は普通席だが2+2の配列、
座席は3列と同じシートで窓際に空間があり、通路が広い。
軽量化を徹底している影響だろうか車内はガランとした印象。
尚、編成の浦東空港寄りには2+2配列で革張りの座席の貴賓席車両がある。


窓間の壁は間接照明となっていて、荷棚下面には読書灯がある。


各客室端の通路上には表示器があり現在速度が見られ、隣の時計は秒まで表示される。
すれ違いを狙っていて気づいた時には減速が始まり430km/hという数字は見逃したが、
最高速度が出るのは龍陽路を出て約4分後だった。
最後は再見などの文字の流れ表示に変わってしまったが、走行時間はほぼ7分、
駅間距離は約30kmと短くほとんど定速走行していないので平均速度は257kmになる。
尚、朝晩の時間帯は300km/hに抑えて運転されているらしいが、
9時ちょうど発は430km/h位まで出していた。


デッキ寄りにも荷物室があり、客室との仕切り扉は無い。


各車の両端にデッキがあり、パノラマ席は無いが
先頭部にある乗務員室との扉には大きめの窓が付いていた。


運転室というか監視室。
すっきりとした広いスペースで、
扇風機の様な物と、普通の椅子も置かれていた。


最後部から1回だけだったすれ違いを見る。
こちらは減速に入っていたが350km/hくらいは出ていたので、相対速度700km/h?
フロントパネルのモニターは計器的なデザインでなく
小さな文字が表示されていた。



DBロゴが付いているトランスラピッド、
本場のドイツでもミュンヘン空港連絡で
リニア線建設が一度は決定されたが、中止となった。


軌道も含めた実物大模型がミュンヘン空港前に展示されていた。
塗装でイメージが違ってるが、形状はほぼ一緒。


妻部の窓から覗いた車内、
上海リニアも座席カバーが無ければ、こんな雰囲気かも知れない。


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