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'09-5アルザス&アイルランド

アイルランド 蒸気機関車ツアー列車撮影

今回、アイルランドにいる時に
インターナショナル ヘリテージ レールツアー とう企画が行なわれている事がわかった。

1日目 ホワイトヘッド-ベルファスト-ダブリン
2日目ディーゼル牽引でダブリン-ウォーターフォード-リムリック-ダブリン
3日目はダブリン-アスローン-ウエストポート
4日目ウエストポート-バリーナ-ウエストポート
5日目ウエストポート-ダブリン-ベルファスト-ホワイトヘッド

という濃厚なツアーで、区間販売もあるようだが、
私たちは正味3日も居ないのでダブリン近郊でこの蒸気列車を撮影する事にした。



格安航空会社のライアンエアでダブリンへに到着、
バーゼル空港から一人あたり39CHF、他に空港チェックイン8CHF
荷物預かり1個16CHF、ハンドリング料8CHFと追加料金で倍近くになるがそれでも6000円程度。
定刻より早めに着いたのだが、入国審査でEU諸国民以外の列が長く
1時間以上も掛かり、荷物受け取りも終了していて手間取った。


まだ間に合う可能性があったのでタクシーに乗って
空港に一番近そうなHowthJunctionへ、
チラシに書いてあったダブリン到着時間の10分前になっていたので、
もう通過したかもと思いながら跨線橋に上がる。

駅名の通り分岐駅で北に向かう線路がY字に分かれていて、
どの線路を通るのか考える間も無く
蒸機列車がやってきた。


北アイルランドのベルファストからテンダーファーストで走ってきた。


客車最後尾は電源車。


DARTでダブリン コノリー駅行くと奥のホームにまだ客車が停まっていて、
ディーゼル機関車で引き出されるところだった。
入換していたのは1962年に登場した141型、
中央のエンジンカバー部は幅が狭くなっていてダブルキャブといわれる。


客車は電源車以外MK2シリーズで
RPSI"Railway Preservation Society of Ireland"という文字が入っていた。


客車は、写真で最後尾が合造車風で、
ビュッフェ車、1等車、電源車各1両が含まれる7両編成。


客車に続いて蒸気機関車が単機で移動、
元 "Northern Counties Committee"鉄道のWT形No.4
動輪径はC62などよりも大きく1.8mを超える。


軸配置1C2のタンク機で1947年製造。
現在はツアー列車を企画した
"Railway Preservation Society of Ireland"の保存車両である。


コノリー駅の先にはレンガ造りの機関庫が見えた。




翌々日、ツアー列車がウエストポートへ向かう日、
ダブリン ヒューストン駅10:05発とあったので郊外のキルディアに先回り、
10:52蒸気機関車正向きの客車6両編成で走って来た。


一昨日とは客車が違いカラフルな編成になっていた。


キルディアのSt.Brigid's Cathederal。
教会は閉まっていたがラウンドタワーの料金小屋が開いていて登ることができた。


中は梯子の様に急な階段だけで狭い。
ノルマン人により1223年の建てられた塔らしい。


塔からの眺めは素晴らしく、駅まで見る事ができた。


駅の先はグランド脇を抜ける。


その先は農地で見通しが良い。
制御客車先頭のコーク発インターシティーが走ってきた。


一番本数が多かったのはDMUインターシティ、
3両編成の方は、2組併結の6両運転が多く見られる。


SLと関連があるのか、DLが単機で走っていった。


1本だけオレンジ色の客車列車も見られた。


最後尾は運転台無しの普通の客車7両編成。



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