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'08-3 ベトナム縦断

統一鉄道急行列車
SE3
ハノイ発 − サイゴン(ホーチミンシティ)行き
ハノイ23:00発−フエ10:44着

下車駅フエで見た牽引機は新鋭のシーメンス製D20E型。
この列車はハノイを4時間前の19:00に出る同じ特急のSE1を途中で追い越し
終点サイゴンには50分先着するという最速列車である。



チケットはカードサイズ、額面は467000ドン(約3000円)だが日程が短いので
WEBで旅行社に予め手配して61US$(約61000円)、それに手数料と日本までの送料が30US$、
尚、送料、手数料は申し込み1回ごとでベトナムのホテルで受け取る場合は手数料10US$だけかかる。
夜なので乗車前ハノイの駅窓口は空いていて時間があったのに同じチケットが
買えるかどうか確認していないが乗車率は高そうだったで良かったと思う。


客車はもっと早くからホームに入っていたが午後10時少し前に改札開始、
まだ先頭に機関車は連結されていなく最後尾は電源車だった。


今回乗った8号車。
入場が制限されているのに係わらず改札内のホームには
売店が多く建ち並び椅子も用意されている。
乗車前に売店でベトナムビールを買ったが冷えていて1万ドン(約65円)
庶民的な食堂で頼む時より高いがホーチミンのスーパーよりは安かった。


入り口には警官風の制服を着た乗務員が立ち乗車券チェック。


ソフトベット車の通路、ベット番号は通算で22番は6号室。


ソフトベットのコンパートメント、上段の方が高い感じがするが、
下段もそのまま腰掛ける高さがある。


奥側から見た個室内、扉の上方についているのは鏡。
通路上のスペースは荷物置き場になっているが日本と比べても高さが少ない。


ロック付きのドアノブは中国的、上段へ登る梯子は無く
通路との仕切りに折りたたみ式ステップが付いている。。


上段、窓際に読書灯があり窓も多少掛かっているので少し外を見られる。
今回、同室は3人とも欧米系で下段の向かいは別室とグループ、
上段は2人組という構成で、自分の横は空けていたのだが向の人はずっと寝ていて
朝10時の下車まで上の2人は降りてこれなかった感じだった。
1人で乗る時は考えようだが、2人で乗るなら上下段続きで取った方が良い。


下段ベットの下も空間が空いているが開放的なので盗難が心配、
ロシアの様にクッションを上げて入れる様になっていた方が安心できる。


中国・ロシアと同様、通路の片側突き当たりには給湯機がある。


車端の給湯器脇の壁に公衆電話がある車両もあった。


トイレは客車両端にあり洗面台付きで結構広い。


片端側には別に洗面所もある。


乗降扉は手動内開きで両端にあったが車掌が鍵を開けるのは片側だけだった。


車内探訪、前の7号車から3号車はハードクラス寝台で
その前の2両が座席ソフトクラス。
背もたれに折り畳みテーブルが付いたリクライニングシート車だった。


SE3は4時間前に出発した1列車を途中で追い越すという最速達列車であるが
数少ない停車駅DongHoiでは数分停車して駅の売店で朝食を調達する乗客がみられた。
1号車より前に食堂車が連結されていたが気づかなかった。
また、朝食サービスがあると思って車内販売も気にしなかったが
結局そんなサービスは無く結局フエ下車まで何も食べなかった。

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