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'08-5 中欧巡り


国際夜行
ブカレスト発-プラハ行き
D374列車 Pannonia
ブタペストkeleti19:40発-プラハ6:14着


寝台料金 ダブル(2名利用)1室で60EUR
乗車券は国別でハンガリー Budapest-Rajka 1人 19.0EUR。
スロバキア Rajka-kuty 11.6EUR、チェコ Kuty-Praha 31.8EUR
合計2名分で額面184.8EUR
この列車は日本のDB代理店で事前に手配して料金は37800円
チェコのサイトで編成がわかり、1両だけの新型寝台車をリクエストできた。


始発はルーマニアの首都ブカレストで定刻では19:17着、40発だが、
19:50にV43型電気機関車の牽引でホームに入ってきた。
頭端ホームなので進行方向と機関車が変わるが
既に定刻を過ぎていて、いつ出発するかわからず確認できなかったが
編成はチェコ、ハンガリー、ルーマニアの客車混成で
ブカレスト始発の食堂車、寝台車、1等車各1両と2等2両に
Lökösházaから寝台車、クシエット、1等車各1両と2等2が加わった10両編成で到着、
ここでブカレストからの食堂車、1等車、2等車各1両が切り離される。


ハンガリーのルーマニア国境近くにあるLökösházaから
連結されるチェコの寝台車(370号車)がシティナイトラインの新型と同じタイプのドイツ製、
コンパートメント内にトイレ・シャワーがあるデラックス寝台3室と、
従来と同等なカテゴリーの寝台9室がある。


片端のみにある乗降扉、通路方向への壁際にゴミ箱が4つ並んでいる。


客室側の壁が微妙に弧を描いている。


寝台室は既にベットがセットされていた。


2段セット状態の上段、壁にあのるは網状の小物入れと折りたたみ式ドリンクホルダー。
奥の壁に3段時の上段が折り畳まれているが天井のカーブの為に角が斜めに切り欠かれている。


隅の扉を開けると洗面台が現れ、扉裏のコップ置きには
機内食に付いてくる様な水カップと石鹸がある。


洗面台、ノブは温度調整用で上のボタンを押すことで湯水が出る。
コンセントは髭剃り用で、その反対側にあるスイッチは
鏡の両側に内蔵された感じになっている蛍光灯用。


収納スペースは通路上の空間と隣室との仕切の上。
3段ベットにセットしたときの上段は荷物スペース方までベットスペース
となる様でその奥に読書灯とスイッチパネルがあり
3段セット時中段にもなる上段寝台は高さが変えられる様にスライドリンクが付いていてる。


窓側から見た寝台室内、入り口の鍵は2重で上にカードキーホルダー、そしてドアスコープもある。
壁にテーブルと梯子が張り付いていて、梯子後ろの仕切りは開いて隣室とつなげる事が出来る。



各寝台には読書灯、室内灯、アラームストップのボタンがある。


下段ベットのパネルを上げて畳むと、
その下に背もたれが畳まれた状態の座席がある。


座席状態、上段はそのままにしたが、2段でのセットなら支障なく座れる。
洗面台の下方はゴミ箱の入り口がある。


テーブルが畳まれた状態で壁に掛かっていた。


扇の様な形のテーブルはスライド仕切り壁に掛かる様になっている。
ブダペストで生ハムやパンとワインを買い込んでいたのでテーブルが広くて良かった。
ブダペストから先は食堂車が無いが、車掌室で飲み物や軽食が買える様であった。


通路寄りの座席下にもコンセントがあり、
こちらはPC電源などに使われる。


スライド仕切り壁の上には小さな青い照明があった。


梯子はフック部分が伸縮式で色々なところに掛けられる。
又、扉上には温度調整や放送のボリュームスイッチ、
室内灯のスイッチや、非常用ノブがある。


天井を見上げると梯子掛けがコの字状に渡っている。
天井際の壁にある照明がメインの室内灯。


窓の上にあるのは座席状態での読書灯。


下段は室内灯の照明が届かないが、通路側座席用の読書灯も補助になる。


トイレは両車端にあるが、うち片方は扉にWC文字とシャワーマークの表示があり、
穴あき式のルームキーが必要。


中は広々して、洗面台は寝台室と同じデザイン。


奥の方はシャワールーム、
着替え用に折り畳みの腰掛があるが、
足載せマットや衣類を入れるかご類は無い。


シャワー室内は汚れが溜まりそうな凹凸が少ない。
蛇口は洗面台と同じく押しボタン式。


隣もチェコの簡易寝台クシエット、
年季が入った車両で標準的な3段ベット向かい合わせの6人部屋。
梯子か通路に掛けられる様になっていた。


クシエット車の化粧室、洗面台の蛇口が壁際に移されていた。



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