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'07-8 西オーストラリア

ロットネスト島 オリバーヒル鉄道
THE OLIVER HILL RAILWAY



島内地図を見て線路のある方向へ歩いていくと、
回送列車が始発駅settlementに入ってくるところが見られた(約11:00)。


島のビジターセンターで列車について問い合わせると
13:30発のツアーがあるという事で申し込み、
ついでに船会社に電話してもらい帰りの便を遅くした。
ツアー料金はAU$17.4(約1800円)


西オーストラリア州の8月はワイルドフラワーの季節。


まだ新しそうなトラム風の気動車1両での運行。
駅に掲示されていた時刻表にはSettlement station13:30、14:30
Oliver Hill14:00、15:00発と書いてあったので乗車のみの料金設定もあったのかも知れない。


車内は片通路木製椅子の向かい合わせ。


屋根はダブルルーフタイプ、窓の無い車両なので天井も無く梁が剥き出しになっている。


空港の周囲をまわり込んでいく途中に留められている鉄道車両が見える。
前代のオリバーヒルトレインの様でモータカー級の機関車とトロッコ風客車の編成、
土産店にあった絵葉書にはこの車両の写真があった。


最後は海を背に勾配区間、灯台も遠くに見える。


トレッキングで登って来る人達も見掛ける。


終点のOLIVER HILL STATION 屋根の無いホーム1線のみで名の通り丘の上にある。


駅の先には黒い物が上に載った白い建物がある。


オリバーヒルでは第二次世界大戦時に丘の上に作られた
大砲を見学するツアーが組み込まれている。
この日は案内するガイドが2人いて乗客は先に壕内に入る組と砲塔を見る組に分けられた。
壕内は弾薬庫や動力源の機関室があった。


現在の観光鉄道とはつながっていないが地下壕の入り口までレールが残っている。


砲搭下の旋回台、弾丸供給用のトロッコのために円形にレールが敷かれていた。


砲塔内部、後部から玉を装填しねじ山状の溝が何重も入ったキャップが締まる様になっていた。


前方から見た砲塔、口径は9.2インチ(約23cm)
大くて迫力がある。


帰路、海を正面に見て丘を下る。


遠くに見えるも灯台も島のシンボル的建造物。


小さな島の路線だが海が見える区間は意外と少ない。


線路は一部空港敷地内を通り、(列車以外で)入ったら$1000の罰金という看板があった。


自家用サイズのプロペラ機だけが発着する小さな空港。


Settlement stationに帰着後、回送列車を撮ろうと列車が走ってきた線路脇を歩いて戻る。


独特の色をした湖際まで行ったところ。


午後の陽を受けながら去っていった。


港までの途中で見かけたクオッカ、ロッドネス島の固有種である。


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