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'04-4 クィーンズランド州縦断


サンランダー
The Sunlander

タウンズビル発 ブリスベン行き

タウンズビル15:55発 − バンダバーグ9:05着

途中ロックハンプトン辺りより南が電化されているので、
バンダバーグでの下車時には牽引機が電気機関車になっている。


旧タウンズビル駅横のヤードに停まっていた17両編成の客車。
駅はガイドブックの地図に載っていた旧駅より更に1〜2km郊外に移転していた。


列車の時間が近づくと荷物車がつながっている前側のホーム端に荷物預かりカウンター開設、
チェックイン(乗車券の発行)は駅舎の窓口で行う。
旧駅付近に停まっていた客車は機関車に牽かれ、写真左奥の橋を渡り、
その先で折り返し、客車先頭の推進運転でホームに入ってくる。


ホームの一部は川の上にかかっていて、その橋の部分から回送列車を撮影。
先頭のディーゼル機関車が途中までの牽引機。


乗車したD号車の2人個室寝台車。
この1501番には特別にPANDORAという愛称も付けられていた。

機関車の次は号車番号無しの荷物車、食堂車、バー車両、そして次のA号車までが締め切り、
BからGまで6両が寝台車、そして食堂車、バー車両を挟みHからKまで座席車が4両、
最後尾が電源車という編成だった。


1501寝台車の廊下。間接照明用の蛍光灯を利用した寝台番号表示が面白い。


客室、乗車時は座席の状態で枕だけ両肘掛けの上に置かれていた。


入り口側、扉の横に窓がある。廊下上の荷物スペースに予備の毛布と枕が2組あった。
荷物は座席の下にも置けるスペースが充分ある。


ベッドと反対側の壁、バスタオルが用意されていてシャワーも利用しやすい。


壁の多くの部分が開く。手前は衣類のクローゼットで1人分づつ分けられ
裏には大きな鏡が付いている。


奥は洗面台。戸棚のコップはガラス製だった。


このサインを外側に掛けると、係員が寝台をセットしてくれる。


寝台を開くと既に、シーツと毛布がセットされている。背もたれの奥に梯子があった。


寝台をセットした状態。上段は落下防止ベルトが付く。


寝台の奥にある折り畳み式小物置き。鉄板製であまり使い道がなさそう。


窓側座席の下にテーブルが収納されていて、中央の壁にセット出来るようになっていた。


車両端には冷水器が用意されている。


寝台車にはシャワールームが各車両にある。
手前に脱衣場場がありカーテンで仕切られている。


1両前C号車は同じ2人個室寝台だが少し新しい車両で違いがあった。


C号車車端部、手前のドアがシャワールーム。飲料水機器も内蔵式になっている。


シャワー室もステンレス板の歪みが無い。


F、Gは部屋の広さは同じだが3人用個室。


3人個室は上段が出た状態となっていて、
座席の背もたれがひっくり返って中段になりそうな感じだった。


壁川のクローゼットが無く、フックが3つ並んでいる。


E号車は1人用個室、ルーメット。
両側に個室があり、通路は曲がりくねっている。


ドアを開けると座席が1つ、そして向かいに膝のせ台があった。


背もたれ上方のノブを操作するとベットが丸ごと下りてくるのだろう。
部屋は上から見て台形状になっていて座席側は幅が狭い。
座席横のスペースに収納棚やスイッチ類がまとめられている。


反対側は幅が広く、足のせ台の横に折り畳み式の洗面台と便器がある。
トイレは1人用個室ならではの設備だ。


この車両もシャワールームに少し違いがあった。


4両ある座席車のうち2両はこのタイプの室内。


2+2列リクライニングシートで読書灯も用意されている。


少々古そうな座席車、座席間に肘掛けが無い等、
シート、窓、照明灯に違いがある。


背もたれのテーブルの止め方も変わっていた。


座席車の車端部には荷物置き場があるが、
乗降ドアのすぐ横では心配だろう。
荷物室に預ける事が出来、網棚もあるので利用されていなかった。


一番後ろの座席車は3列シート。


サンランダーは座席車は1クラスだけなので料金は同じ。
座席は2人掛けの肘掛けが2つになった程度であまり変わりがない。


客室側に荷物置き場がある車両もあった。


座席車にも全体で1カ所のみだったがシャワースペースがあった。(鏡に映っている部分)
こちらのは洗面所と一体で、ガラス仕切で区切られている。


サイドがショーウィンドーになっている食堂車。


お盆のガイドが付いて、カフェテリア方式になっているが、
サイドで受け取る物も無く、待つ人は別の方向に並んでいた。


学食や社員食堂の様な全体的にひんやりした雰囲気だった。


カウンタは閉店時間シャッタが閉まるようになっている。


奥の方はラウンジ風の椅子があった。。


ビーフステーキ、焼き方も聞かれ、結構本格的。


バー車両はソファーの部分と、窓向きのカウンター席風スペースに分けられていた。


ソファーは両壁沿いで仕切のある所だけテーブルがある片側だけ直角に曲がっている。


装飾が凝っていて良い雰囲気だった。。


バー車両にあるカウンター。
飲み物の他、軽食類も販売されている。


オリジナルグッツのショーケースがあり種類が豊富だった。


食堂車の方が高かったので朝食はバー車両で購入。


ホットサンドとミートパイ、そしてMILO(マイローと発音するらしく注文に手こずった)。


乗車した列車には連結されていなかったが、
ケアンズ駅で見たクィーンズランダークラス付きサンランダーの最後尾には
乗用車を乗せた車運車が連結されていた。



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