鉄道世界旅行ホームページ

'03-8 ニュージーランド

シルバーファーン号用ディーゼルカー
Tranz Metoro
 オークランド近郊快速列車

私がニュージーランドの列車として最初に思いつく列車が銀色の元シルバーファーン号用気動車だった。
日本製の電気式ディーゼルカー2両1ユニットの車両で当初オークランドとウエリントンを結んでいて、
その後、ロトルアやタウランガへ行くカイマイエクスプレス、カイザーランドエクスプレスに転用されたが、
それらの列車が廃止になり、ロトルア発の長距離列車は
ウエリントン行き昼行オーバーランダーと夜行ノーザンナーだけになっていたので、もう見られないと思っていた。

しかし、オーバーランダーに乗りBRITOMARTで出発を待っているとき、
別のホームにこの車両が入って来るのが列車の窓から見えた。
この時は出発間近で写真も撮れなかったが、オークランドに戻ってきたとき再びこの列車を待つ事にした。
オークランド交通共同体Maxxの時刻表をみると平日の朝夕に2本ずつXP=Express Serviceと書かれた
快速列車がある事に気付いて、夕方のこれに山を張る。1本目は普通の旧型車で来て駄目かと思ったが、
そのすぐあと、2本目の快速としてお目当ての車両がホームに入ってきた。

BRITOMART - Newmarket

元はシルバーファーン号用として生まれ日本製の電気式ディーゼルカー


エンジン搭載車と非搭載車の2両1ユニット、
エンジンを搭載した側を両端とした2ユニット4両編成で運転されていた。


ドアは折り戸で2段ステップになっていた。


後ろの2ユニットはFRP製背もたれのシートに座席が更新され天井が水色に塗られていた。
オーバーランダー号等と似ていて面白くない。
エンジンを搭載しない車両は中央に何かのスペース(忘れました)があって仕切られている。


前の2両は期待していた超豪華!!羊毛皮張りシート。


凄いボリューム感のある背もたれ。こんな列車で通勤するのは最高だろう。


この車両は日本製なので?座席の向きが変えられる。


背もたれにテーブル、座席下には跳ね上げ式の足置き棒がある。
トランツシーニックの”安全のしおり”が入っていた。


仕切扉、右上の自動/手動切替ボタンは日本の特急用車両で見覚えがある。


窓はブラインド内蔵2重式で日本の電車寝台特急583系と似ていた。


写真の無断転載を禁止します。