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'03-4
ドイツ・オーストリア

テルメランド　エクスプレス
ウィーン南発　−　グラーツ行き　E2703列車
バッド ブルーマウ　BAD BLUMAU２０：１４発 − グラーツ　Ｇｒａｚ Hbf１１：５５着

このローカル線を通り抜けウィーンからグラーツまで行く列車が１日１往復だけある。
この直通列車は”テルメランドエクスプレス”と名付けられている事から
私達の泊まったROGNER BAD BLUMAUなどのテルメリゾートへのアクセスを目的としている様である。
ウィーンとグラーツを結ぶルートは世界遺産にも登録されているセメリンク鉄道で
アルプスの東を越えるのがメインでインターシティだと所要約２時間半、
その更に東の丘を通り抜けるこの列車は３時間弱で結んでいるので意外と速い。

客車３両を新型ディーゼル機関車が牽引する。
ウィーン南駅からウィナーノイシュタッドまではEC151として、
クロアチアのザグレブやスロベニアのリュブリャナへ行く列車と併結されている様だ。


両端の新型客車のデッキ部分。
客室部は低床なので貫通部分へはスロープで上がっていて、
その両側は荷物置き場になっている。


客室はバケットタイプのシートが変則的な方向で並んでいる。
リクライニングや座席の方向転換は出来ない。

中間の客車は旧型。
座席の真上に荷棚がある。

中央の客車の半室はサロンカー風になっていてカウンターに車掌が座っていた。
この列車の車内時刻表や沿線にあるリゾート施設のパンフレットなども置いてあった。


なだらかな丘陵地帯を走り眺めもなかなか良い。

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