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'02-3 西欧

パリ発−ローマ行き EN213 Palatino号

ARTESIA NIGHT

パリ19:09発−ピサ6:57着

フランス・パリとイタリアの4都市ローマ、フィレンツェ、ミラノ、ベネチアを結ぶ
豪華な列車が登場したとの情報を得て、今回の旅の最初にこの列車に乗る事に決めた。
人でごった返すパリの玄関口パリ・リヨン駅から約1km郊外に出た所にあるパリ・ベルシー駅
ここがこの列車の始発駅、メトロにもBercy駅があるが結構距離があり、道もわかりづらかった。
駅は広大な駐車スペースと車運車に車を積むためのスロープがあり、
発着の列車もこれらのイタリア行きと長距離夜行数本だけなので、
待合室、切符売り場、売店等の雰囲気もフェーリーターミナルの様だった。
一応パリ・リヨン駅とのシャトルバスも何本か出ているようだ。
直前までホームが分からないのでホームの頭端部に人がごった返す。
列車は6時30分頃ゲンコツ型の電気機関車を先頭に入線、
但しこの機関車はホームまでの入替用で、本当に牽引する機関車はホームの先端側につながれる。



牽引する機関車は元祖TGVと似たオレンジ塗装の新型電気機関車、次に新型寝台車が続く。


下車したピサでは新型客車が最後尾となっていた。


寝台券にはCOACH90 PLACE NO 71,72 と書いてあった。
頭端部から号車札を見ながらホームを歩く、
列車全体が新型だと思っていたが、新しくない標準的な寝台車が続き少し不安になる
・・・93、92、91と段々近づいて行き90号車のドアの前はオレンジ色をした
フランス国鉄の電気機関車であった。
この車両だけ窓配置が特徴的だったので新型の車両だという事がわかった。
ドアの前にいた車掌に切符を見せ車内に入る。


ドアから車内に入るとまず、車両専属の車掌が常駐するレセプションカウンターとミニロビーがある。


天井や壁したの点々とした照明が綺麗な廊下を歩き7号室へ向かう。
部屋は奥から2番目、期待を込めてドアを開けたが
意外と普通の寝台車と同じ見た目で、
はね上げると洗面台になる大きなテーブルが無い程度。
確かに新しいがちょっと物足りなさを感じた。
ただしシートの向かいにドアがあり、そこに専用のトイレやシャワルームがある。
シャワーは仕切で独立した場所にあり、洗面台も固定式で水廻りの部屋は最高だった。


出発時は椅子の状態になっていた。


食堂車へ行っている間に2段ベッドがセットされていた。


中央が通路からの入り口、左のドアは専用のシャワー・トイレ・洗面所。


中間の背もたれを倒すとテーブルになる。


使いやすくまとまったトイレと洗面所。


洗面所の奥がシャワールームで仕切扉付。ベッド前にはクローゼットもある。


トイレの上には棚があり、タオルやアメニティキットが置かれていた。金庫も用意されている。


上段寝台、普通の寝台と同様に3段ベットにもできる構造になっていた。


車掌は列車が出発してから廻ってきて、寝台券とユーロパス、そしてパスポートを預ける。
今回の旅に使った、ユーロパスはフランス、ドイツ、イタリア、スイス、スペインの国鉄に
2ヶ月の間の任意の5日間1等車に乗れる2人用のものでUS$612約8万円。
1日1人当たり8千円でグリーン車乗り放題だから、お得なパスである。
寝台券はエクセルシオール2人利用で計US$194、約2万5千円と安くはない。
車掌はついでにウエルカムドリンクのオーダーを取り、
すぐに、プラスチック製の細長いグラスに注いだスパークリングワインを持ってきてくれた。
また、食堂車からディナーの予約を採りに来て、頼むと19時45分からと時間を告げられ白い紙を渡された。


食堂車。コースディナーの時間は1回のみで、検札後に予約を取りに来た。


料理は大皿で持ってきてテーブルを廻り個々の皿に盛っていく。


スパゲティ−ボロネーゼ、ポモドーロとどちらかの選択。


肉料理、メインも2種類から選べる。


デザートはフルーツかケーキ、又はチーズ盛り合わせ。


予約時間の19時45分に食堂車へ行くと、席はほぼ埋まっていて
アジア系のアメリカ人夫婦と相席になる。
料理はコースのみで、全員同時に進行する。
大皿で作った物を取り分ける様に配っていく方式の為だ。
確かスペインのタルゴ寝台でもこんな方式だった記憶がある。
調理場も人も限られている車内で、多くの乗客に安く美味しい物を提供する良い考えだと思う。

コースの料金は一人25ユーロ、3000円程度
ワインは別料金だが、ハーフボトルで5ユーロと安い。


 

食堂車の奥には売店があり軽食等も扱っている。


この列車はローマ行きだが、途中のピサで降りるので午前6時過ぎに起こされる。
朝食が出される筈だからと、勝手に寝台を片づけて待ってたが、こっちで食べろと車掌に促された
案内された場所は、この列車で1室しかないスイートルーム、
車掌の好意で、この日空席だった豪華個室で朝食とれる事になった。
車内にあったパンフレットによると、泊まった部屋とスイートの料金差は一人当たり約57ユーロ
かなり広く感じる部屋なのでスイートの方が料金的なお得感が高いと思う

1両に1室しかないExcelsior−Suite Matrimoniale


壁の切れ目の部分が降りてくると大きなダブルベットになる。


トイレ・シャワーは他の部屋と一緒だが、ドアの上にテレビがある。


テレビがあるのはここだけなのでビデオデッキもソファーのサイドにあった。


エクセルシオールと新T4簡易寝台各1両以外の寝台は従来型の車両だった。
エクセルシオールと一般寝台の料金差は2人利用の場合で1人当たり約62ユーロ。


朝食はパンとヨーグルト・コーヒーのコンチネンタル・ブレックファスト。
終点のローマ到着は9時57分なので、朝食時間が特別に早かった。


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